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2006年06月12日

ブログの危険性

私は独学サーバー管理者・プログラマー・Webデザイナー・・・である。
(デザインについては多少専門学校へも行ったが)
分からない事があれば、インターネット上で情報を探す。

しかし最近、無用な情報を多く目にする。

昔から「自分で必要な情報を探す」というスキルが必要なインターネットだが
ブログが盛んになる前までは、情報発信者はHTMLやCSSを使って情報公開をするというのが主流であった。
そのため、情報発信者のスキルが直接サイトの見た目に反映するというのが一般的だったのだ。
サイトを訪問した瞬間に、ある程度は情報発信者のスキルを把握できるため
その「第一印象」をもとに「疑い度★★★」的な色眼鏡で情報を選別すると
(私見ではあるが)正しい情報に早くたどりつくことができた。

それが今では通用しない。
しっかりと作りこまれたインターフェイスに加えて、立派なデザインのテンプレート。
小学生が朝学校へ行く前にチャチャッと書いても、学者が何年もかけて考えたことを
じっくりと書いたものだとしても、一見区別が付かない。
その情報を鵜呑みにして嵌ったり、他の(正しい)サイトと違うので悩んだりする原因だ。

また、分からない事を調べる場合に、一箇所の情報で問題解決するというのは稀である。
同じ検索ワードで更に検索をかけるか、一箇所目のサイトで得たキーワードを使って
更に検索をかけたりするわけだが、

まるで同じ内容のサイトが多数存在する。

有用な情報を自分のメモにするのであれば、わざわざ世界中に向けて発信する必要も無いわけで
著作権等の問題もあるだろうが、それ以前に人間性を疑ってしまう。
情報を求めている私は「どこかにきっと新しい情報を付け加えているはずだ」と
妙な期待で読んでしまい、非常に効率が悪い。

ネチケットなどという言葉が流行っていた頃が懐かしい。
これはインターネット利用者へ向けたエチケットだったわけだが
多くの人が情報を発信する今となっては、情報発信者向けのエチケットやルールが浸透して欲しいものだ。

さて、私も今日からは気を引き締めて情報発信をするとしよう。

投稿者 sio : 2006年06月12日 07:31